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■コッツウォルズの村をレンタカーで |
■レンタカーをかりるぞ
イギリスは日本と同じで左ハンドル、運転マナーも良い国。今回のような電車やバスで行けないところはレンタカーがおすすめとガイドにあったので借りてみる事にしました。結果をさきに言うとこれが大正解! まず値段。一番小さいオートマのクルマが一泊24時間だいたい35ポンド約7000円。そんなに安くない電車やバスで、時刻表を調べて重い荷物を抱えてノロノロいくことを考えれば、ぜんぜんOKでしょう。計算外だったのはガソリン。高いです。リッタ−160円くらいかな。日本より高いね。それと免責の保険。これが一日7ポンドで4日で4800円。嬉しい誤算は、イギリスは土日レンタカーのお店が休みなのです。したがって土曜日半分と日曜日のフィーが免除になります。タダなんです。けっきょくGMのクルマを金土日かりて月の朝8時返しでモロモロこみで81ポンド、16000円。 で、道は快適そのもの。田舎とはいえ、道路の整備され具合は半端じゃありません。地図で調べた道順通り簡単に行けます。なぜか。交差点がないのです。地図上に記載されている地名はほぼロ−タリー名、したがってロータリーがあるところで次に行くべき地名を探すだけ。そこに進めばいいんです。方角を気にする必要がない。読みそこねても、もう一周ロータリーを回ればいい。ぼくらは読むのが遅いのでぐるぐる何周もして、目的の方向に進みました。 この法則に気付いてからは、地図をみて「ソルスベリ→チッペナム→......」と名前をメモするだけ。簡単です。 さらに、観光地や名所を指し示す標識があって、これが茶色なので、それを気にしていれば、だいたいたどり着けます。 目的の町についたらそこでは速度を落とす決まりです。30マイル。約40キロ。ヨ−ロッパはだいたいどこでもそうですが、昔の城壁が環状道路になっていますので、そこを回ればだいたい町が把握できます。 運転のマナーはいいし、トップシーズンの土日なのに渋滞が全くなかった。 しかも高速道路や駐車場のお金が一度もかからなかった。 それにいい景色のところでは道ばたでちょっと休憩したりできるしね。 |
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■ナショナルトラスト 19世紀の産業革命によって人々が物質的に豊かになった反面、自然破壊や公害など様々な問題で、かつての自然環境が脅かされるようになりました。そんなときに、心ある人たちがイギリスの美しい景観を維持するために土地を買いはじめました。やがてその考え方に共鳴する人たちがお金を寄付するようになって、できた団体がナショナルトラストです。以降、王室の協力などもあって、イギリス国中に存在する美しい自然環境のほとんどがナショナルトラストの所有になっています。 現在もメンバーを募集しています。 こういう保護地域に立ち入るのにはメンバーでなくとも入場料などは一切かかりません。ただそこに自然があるだけです。 クルマではいってはいけない場所など決まりはありますが、極めてオープンです。みんな自然の中でピクニックしたりハイキングしたり実に自由で優雅です。 敷地内にはほとんどゴミ箱もありませんが、ぜんぜんゴミが落ちていません。ほんとに。これはほんとうにすごいことです。風景も美しいですがその後ろにある人の心も美しい。美学ですね。今までこんな国は無かった。 |
ソールスベリから二時間、チェルトナムという村を過ぎて、そこからBの道(イギリスには広さと規模によってAとB二種類の道がある。国道と県道みたいな感じかな。)でしばらくいくとその村はあります。周り一体がナショナルトラストの敷地です。 村自体は小さく、古い教会があって、その周りに家々があるというかんじ。 この村を有名にしているもう一つの理由、ネガとポジの写真をがここで発明されたそうです。昔のそのお屋敷がミュージアムになっています。 家々は中世そのまま、ほんとに古いのですが、道はふつうに鋪装されていて(あたりまえですが)ちょっと興醒めするような空間になってしまっています。家屋はB&Bやレストラン、パブ、おみやげものやになっています。今はハイシーズンなのでB&Bがすごく高くて(一泊二万円くらい)とても泊まれませんでした。 |
■レイコック村から宿探しの旅? 今日の目的は取りあえずレイコックだけだったので、宿を探しに。ところが 町中はどこも満員かすごく高いので別の町へいくことに。とりあえず近所で一番でかい町、バースへ。この町はお風呂をあらわす単語のbathの語源になった町だそうです。 が、ここもまた宿がどこも一杯で、ほんとうに一杯で、なんの観光もせずにドライブしただけでスルー。街道沿いへ。すこしはずれたところにB&B発見! 40ポンド。ここを今日の宿にすることに。でもせまい! まあしかたがないなあ。気をとりなおして近所のパブでうまいビールをのんで寝ました。ラグビーチームのパブで、がたいの多い人が多かったのは気のせいかな。 ■パブのこと さて 、イギリスどこでもお世話になる、このパブと言う文化、気に入りました。 ビ−ルが何種類もあって、食べるものもいろいろ。とくにジャケットポテトという、ふかしイモにいろんなもの(チーズとかコールスローとか)をかけたのが旨い。イギリスは物価が高いので、レストランで食べると、チップやなんやかんやですぐ6-7000円くらいになってしまう。パブだとビールのパイント(だいジョッキかな)が2〜300円、これにおつまみがひと皿1000-1400円くらい。これがすごいボリュームなので、日本人的には二人で1皿、半分ずつで丁度いい。あとでウイスキーのんだりコーヒーのんだりして2人で合計3000円くらいかな。 パブは観光客だけも店では無く、近所の人がいっぱい来ています。若い人ばかりか、お年寄りのおじいちゃんおばあちゃんが2人で来ていたりすると「いあや、文化なんだな」と感心するのでした。イギリスの田舎で日本人、とくに男は目立つので一回行くと二回目は覚えていてくれたりします。雰囲気が気に入らなかったりして、パブをはしごするのも楽しいです。 |
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ここはほんとによかった。 コッツウォルズ村めぐりの中でいちばんよかった。 この村は村と呼べるかどうかわか、ほんとに小さな村です。Yの字の通りの両サイドに家々がならび、パブレストランが2つ、教会が1つ、B&Bがが4つほどある、そんなところです。 偶然見つけたB&Bは宣伝や登録をしていないB&Bで、たまたま部屋があいていました。 ここのオーナー夫妻はいつ子供や孫がかえってきてもいいようにと、予約を受け付けていないそうです。で、泊まりに来た人を見てから泊めるかどうかきめるそうです。そんなわけで偶然にも泊れたのでした。 しかもこの宿はつくりがとてもこじんまりしていて、清潔でカントリーな気分満載です。中庭や窓もなかなか乙女心をくすぐるつくりでした。 村に二軒しかないパブもなかなかで、ビールがうまかった。 というわけで短い滞在にもかかわらず、すっかりくつろいでしまった。行き当たりばったりの旅の醍醐味を、最高に味わえた瞬間でした。 キャスルコームでバスで来たという日本人の女の子2人組みにあいました。彼女達は勘違いして日曜を平日のタイムテーブルで調べてしまい、バスがなくて往生していました。結局僕らのクルマで一緒にソルスベリまで周る事にしました。その道中はなかなかに楽しかった。 まさこさん、かなこさんありがとう。 |
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キャッスルクームのやどでおばちゃんにすすめられたのがこの町アベブリー。ストーンヘンジみたいに古代の「石ならび」で有名な町です。ぜーんぜーん期待しないで帰り道だと言うことで寄ってみましたがこれがなかなかグレイトでびっくり。みやげやもストーンヘンジより面白いものがたくさんあった。 遺跡全体もも思ったよりでかいのです。下の写真のような石が円形にならんでいます。一周するとけっこうな距離になります。 また、ここに行く途中にうそくさい地上絵がたくさんあります。(下の写真)ぼくらは馬のやつしか見なかったのですが、ほんとうそくさい。実際のところどうなのか? パチもんなのか本物なのか、だれか教えて下さい。 |
【はみだし】 ★イギリスってなんでもないものを名所にしたり観光地にしたりするのが上手だなあ。 |